日本人は「投資」というものに抵抗があります。
なぜかと言えば「教育」なのかもしれません
汗水垂らして稼いだお金に対する美学というものがまずあります
「働かざる者食うべからず」
なんて言葉もあります、なので、日本の教育上「勤労」というものが美しいものと捉えられる傾向にあります。
その逆で不労収入
これについて、あまりよく思わない傾向にあります
なぜ不労収入をよく思わないのかと言えば、働いて稼いだお金ではないからです。
バブルの時代に遡れば土地転がしで大損した人、株式投資で大損した人、こういった方々についてフォーカスをあて
「やっぱり楽して稼ごうなんてダメだよね」
って考えるところがあります。
また、そういうところ、投資の失敗話にフォーカスをあてることが多いことから、投資についての恐怖感というものも植え付けられるところです。
こういった
勤労に対する美学
不労収入に対する嫌悪感
投資失敗に対する集団的共感
の裏側には今の70代位の高度成長期の思考が根強く残っているのだと思います。
働けば稼げる
働けば富む
という時代背景に加え
郵便局や銀行の金利も高く(定期で5%位は当たり前)今では考えられない程の好条件の保険案件も多数ありました、投資をする必要もなかったということでしょう
また、リタイアの時期もほぼ明確に見えていたため、保険を含めたライフプランも容易に立てることができたのでしょう。
ただし、今は時代が違います
成長の失われた時代であり、銀行金利はほぼ無いに等しい状況
保険で益を出すことは困難であり、何歳まで働くのかも予測不能の状況
「真面目に会社で働けば報われる」、が通用しない状況
これを加味した時に、まずは投資というものに対する過去の嫌悪感を払拭すべきではないのでしょうか?
投資に対する嫌悪感があった時代、ネットもスマホもなく、今と比べれば明らかに情報不足の時代でしょう
それに対して今は情報を得ることが簡単であり、海外取引も容易に行うことができます
投資に対する不安はもちろんあって悪いことではありませんが、過去の失敗事例や投資に対する判断材料は沢山あります。
国策としてNISAという優遇措置をとっており、国を挙げて投資を促進している時代なのです(過去は保険加入による優遇を推し進める国策でした。)。
上記を踏まえ、私はとりあえず投資を始めてみました
そして今、あの時の最初の一歩のお陰で私は投資の世界で楽しく生きることができております。
投資にはリスクが無いわけではありません
リスクと共存して投資をすればよいだけの話です
そのあたりのお話はまた追ってできればと思いますが、ただ銀行に寝かせる資金のうちほんの一部でも良いので投資に回してみるのはいかがでしょう?
もちろん勤労で得た大事な資金です、無くなれば悲しいし、目減りすることも嫌かもしれません
ですので、手元資金のほんの一部で良いと思います、それを比較的安全と言われるS&P500のETF等に入れてみてはいかがでしょう?
・値動きに関心を持ってみる
・少しの値上がり値下がりにも関心を持ってみる
少なくとも半年、下げ相場なら1年以上、売り買いはせずに値動きを追ってみる
これで株式投資に対するリスクは身をもって体験できると思います
それでリスクを許容できるのであれば
是非とも私たちと同じ投資生活を開始してみてはいかがでしょう?